社内講師養成コース

        通常の管理職を効率的に社内講師に育成するコース

教室コース(2日コース)、Zoomコース(2日コース)

このコースの概要

 このコースは独立して運営されることはありません。弊社のコースを社内講師によって運営する会社のみに行われるコースです。

 

 社内において、同僚に対してマネジメントや自己認知等のテーマで講師として仕事をするのは、簡単ではありません。受講者が前向きになるためには、講師は先生としてではなく、そのトレーニングセッションを案内するファシリテーターとして自分を位置付け、運営するスキルとマインドを持つことが必要になります。

 

 先生あるいは権威者としてではなく、ファシリテーターとしてコースを運営するスキルが求められますが、純粋なファシリテーションは難易度が高く、簡単にスキルを習得することはできません。

 

 そこで、弊社では、LTT法という、参加者に話させることを重視したファシリテーション法をもとに、社内講師を育成しています。実は、話し合う経験は、学習に対して非常に大きな影響を与えることが知られています。そのために作成されたテキストを通じて、短期間で、必要な準備を済ませることが可能になります。この手法では運営の効果が高いだけでなく、運営が容易であるため、通常の管理職の方がセミナーを運営しやすいという大きな利点があります。

ファシリテーション法の長所と問題点

 ビジネスにおけるトレーニング運営は、米国ではティーチング法からファシリテーション法へと大きな転換が起こりました。ファシリテーションは主体的な学習者生み出すことができるという大きなメリットを有します。

 

 その一方、ファシリテーションは全ての参加者の前向きな参加を必ずしも実現しておらず(30%から50%程度と言われています)、約50%から70%の参加者は傍観者的なマインドを持ちつつ、かなりの時間を過ごすことになります。更に、クラス全体で動くため、運営時間が極端に長くなる傾向をもあり、重要なポイントがあいまいなままになることもあります。

 

 弊社では、ファシリテーション法を取りながらも、参加者が短時間であっても「話をする」あるいは「会話をする」ことがもたらす学習効果に注目した LTT (Learning Through Talk )法を活用しています。参加者が必ず会話をする、必ず考えを口にすることを通じ、学習効率の向上と時間短縮を実現しています。

コース内容

•       同僚へのトレーニングの在り方

•       トレーニングの様々な運営法のタイプとそれぞれの運営上の留意点

   (プレゼンテーション/ティーチング法/ファシリテーション法/LTT法)

•       トレーニングのスターティングに必要なノウハウと留意点

•       トランジッション(展開)に必要なノウハウと留意点

•       レビュー活動の意義と進め方

•       ロールプレイ・メソッド: 確実に意識すべき目的と留意点

•       ファシリテーターマインドとファシリテーター表現

•       担当するトレーニングのレビュー

 

•       運営練習 (第一日目の終了後、通常1週間以上、練習時間を十分にとって行われます。)運営

   練習は通常、1日かけて行われます。人数が少ない場合は、半日を2回行うことがあります。

 

このコースの特徴

•        LTT法を使うため、比較的短期間で講師を養成することができます。

   コース受講+2日で済ますことができます。(費用は通常コースとほとんど同じです。)

•        通常の管理職が担当できます。

    (適性については、ご相談ください。)

•        米国の一流ファシリテーターが持っているコース運営の鍵となる「基本知識」を効率的に習得 
   できます。

•        運営ノウハウだけでなく、通常入手できない、背景にある運営テクノロジー(why)情報を入手

   できます。

•        リーダーズ・ガイドは、別冊を改め、パワーポイント・スライドに統合し、学習しやすく
   なっています。

•        社内講師育成セミナーに出席した段階で、社内講師用テキストとタイムテーブル、運営用
   パワーポイント、運営者ガイドが配布されます。

•        運営者ガイドには、各ページのノートに「スクリプト」か「解説」が掲載されています。

 

•        教室でもZoomでも、同じように活用できるようになります。